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自民党総裁選立会演説会

立会演説会がNYでもTVジャパンでいま現在、生中継されています。

福田の呂律がじゃっかん回ってない。緊張のせいでしょうか。それとも年齢のせいか。つばが出てないようです。口の中が乾いている感じです。

思えば1年前、安倍の総裁選演説で、眼球振盪があったのを覚えています。この眼振はその後、つねにストレスが強まると出てきた。

福田の呂律は何を意味しているんでしょうね。
71歳。
まあ、年だわねえ。

福田が総理になれば、安倍みたいに余計なことはしないだろうからその意味ではまあいいかなとも思うのもわかる。民主党も福田では違いを打ち出していくのも難しいから戦いにくいでしょう。

でもね、福田がどうだ、小沢がどうだ、という問題ではないのですわ。問題は、二大政党という、政治の流動的な力学、ダイナミズムを作らねば日本の政治はどうにもよくならないということなのです。民主は、そこをどうわかりやすく国民に訴えていけるか。それが鍵でしょうね。

おっと、麻生の演説が始まった。
文節の終わりの音節が長く伸びる変なしゃべり方ですねえ。
変なリズム。
「危機に〜、臨んで〜っ、」「その〜、二文字とは〜、希望で〜あります」。

だんだん、演説がおかしな歌みたいになってく。紋切り型の単語と熟語が増えてきた。

「世界が〜、それに〜、耳を〜、傾けます」
「40,50にもなれば〜、己の顔に〜、自信を持てと〜、言われます」

両候補とも、言葉の力を、あまりに矮小化した演説。譬え話もあまりに陳腐。こんなブルシットしか開陳できない。

なさけないねえ。

と思って聞いてたら、麻生、後半10分の演説、印象が変わりました。
俄然説得力があったわね。リズムも変わった。言いたいことを言ったし、具体的でした。ふむ。

「インド洋をテロリストの勝手にさせない」という部分だけは事実誤認のミスリードですが。あの貧乏なテロリスト連中がインド洋をどうにかできるもんではない。

しかしこの演説の後半部で、派閥の数だけでなくもうちょっと票が伸びるかもしれんな、こりゃ。

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